土地相続が原因でトラブルになってしまうケースは珍しくありません。
その理由はどこにあるのでしょう?
今回は、土地相続でトラブルが起こる原因と土地の相続前に知っておきたい基礎知識についてご紹介します。
土地相続の予定がある方は、ぜひ、ご一読ください。
土地を平等に相続するのが難しい理由と平等に分割する方法
そもそも、土地は平等に分割するのが難しくなっています。
なぜなら、土地を人数分に区切ったとしても区画ごとの条件が違うので地価が変わってくるからです。
ただし、平等に分ける方法がないわけではありません。
たとえば、土地を売却して現預金にして分割する換価分割であれば、平等に分けることが可能です。
また、土地相続した方が他の相続人に対して代償金を支払う代償分割という方法もあります。
他には、分筆によって分割する方法もあります。
分筆によって、1つの土地を2つや3つに分けることができるのです。
ただし、区画ごとに条件が異なり、それぞれの土地の地価が変わるので、平等に分けるという意味では難しいのが現実です。
登記をせずに放置していた場合の解決策とは
正しく名義変更がされていなかったことでトラブルに発展するケースもあります。
名義変更をおこなうためには、遺産分割協議書への署名・捺印が必要になります。
名義変更が正しくされていない場合は、遠い親戚にまで署名・捺印してもらわなければいけません。
関わる人数が増えれば、トラブルに発展する可能性も高まります。
これが、名義変更がされていないことで起こるトラブルの原因です。
将来的に、土地を相続することが分かっている場合は、早めに登記を確認して状況を把握しておきましょう。
確認した結果、名義変更ができていないと判明した場合は、早めの対応を心がけてください。
ただし、2024年の4月からは相続登記が義務化されるようになったので、今後は、このようなトラブルは減っていくと考えられています。
相続税を負担しなければいけないケースと解決策とは
相続時に気を付けなければいけないのが相続税の存在です。
現金を相続した場合、相続した現金から相続税を支払えば問題ありませんが、土地だけを相続した場合は現金を用意しなければいけない可能性が高まります。
このような状況もトラブルの原因になるので注意が必要です。
土地を相続した場合、基礎控除額を上回る部分に対しては、相続税が課税されます。
そして、相続税は相続発生から10か月以内に現金で納めなければいけません。
そのため、土地の相続が予定されている場合は、相続発生前から準備しておくことが大切です。
早めに、相続人全員で相続税の支払いに関する話し合いをして備えておきましょう。
まとめ
相続した土地を平等に分けるのは簡単ではありません。
そのため、トラブルに発展することもあるので注意が必要です。
トラブルを回避するには、原因を理解したうえで備えておくことが重要になります。
相続の予定がある方は、トラブルを防ぐためにも、一度、相続人全員で話し合って対応を考えておきましょう。
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